BIB工法(BLOW IN BLANKET SYSTEMの略)はアメリカ・Ark-Seal Inc.前社長(故)H.Sperber氏が考案した工法で、弊社代表であった故・三星寛が1980年に、初めて日本に導入した工法です。
最初はアクリル系接着剤をホースの中で噴霧し、ウールにからませながら吹き込んで、断熱材を固形化する方式でしたが、現在では接着剤なしでも、沈下等を起こさないwoolの開発が進み、壁等の吹き込みは接着剤を全く使用しない、ドライ吹き込み工法が主流になっています。
BIB工法は断熱する部位の表面にエアー抜きネットを張り、ウールを空気の力で圧送しながら充填してゆきます。
筋交いの凹凸面も、コンセントの裏側や電線等の間にも、ウールが満遍なく入り込み、空隙を全く生じさせない完璧な施工が可能です。
これからは、住宅そのものの断熱性の向上が求められる時代です。BIB工法を御採用頂ければ安心です。
屋根断熱・壁の断熱・床の断熱・階間・斜め天井等
断熱すべき壁内に障害物があっても、空隙等を生じさせる事なく、平滑な仕上げが可能で、施工精度が極めて良くなります。
マット・ボード施工とくらべ短時間で精度の高い施工が可能です。
90mm~350mmまで、どの様な厚さに対しても自由に完全な施工が出来る。
壁断熱厚300mm以上のパッシブハウス(無暖房化住宅)の計画には特に有効です。
赤外線カメラ等でチェックしてみると、施工の完璧さが証明されます。
マット・ボード施工の様に、切れ端のごみの発生がなく現場がきれいで、効率の良い施工が可能です。
沈下現象は生じません。
これは吹込み厚と一定の区画高さの条件下で北総研の震動試験(地震条件)を実施して、まったく沈下が生じていない事が証明されました。
全く沈下現象が生じないとの証明書が交付されています。
ボードの膨らみを起こさない、これは非常に大切な事です。
(グラスウールは断熱性能が認められている所定の密度で吹きこむと室内側の石膏ボードが、後で膨らんでくる問題が多発する為、所定の密度に達しない低密度で仕上げる例が見られますが、ホームブローウール、SUPAFILではその様な問題は全く生じません。)
BIB用ロックウール断熱材 | ||
---|---|---|
ホームブローウール | ||
用途 | 屋根・床・壁用 | |
密度 | Kg/m3 | 60以上 |
熱伝導率 | W/(m・K) | 0.038以下 |
JIS A 9523 認証番号 | GB0317001 |
BIB用グラスウール断熱材 | ||
---|---|---|
SUPAFIL | ||
用途 | 屋根・床・壁用 | |
密度 | Kg/m3 | 26以上 |
熱伝導率 | W/(m・K) | 0.036以下 |
JIS A 9523 認証番号 | TCGB18001 |
アメリカ・テネシー工科大学の発表によるとマット状断熱材施工とBIB施工では、断熱材だけの比較で、50パスカル時で、住宅の気密性が2倍以上良くなると云われています。
▸日本ロックウール株式会社のホームページ ▸クナウフ・インシュレーション合同会社のホームページ訓練された作業員が責任をもって施工いたします。
北総研に於けるBIBの充填検査に於いて、105厚・450×2740の3スパン充填に於ける各スパン毎綿の充填重量は全て50qrの範囲に納っている高い施工精度が証明されています。(音熱環境開発(株))